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肥満手術ってどんなことをするの?内臓脂肪解決の最後の砦なの?

投稿日:2016年12月15日 更新日:

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昼食は手作り弁当持参。仕事終わりの飲み会を減らし、糖質ゼロ、カロリーゼロでダイエット。運動のため奮発してBMI?ならずBMWのマウンテンバイクを購入しやる気注入。

減量のためひたすら頑張る毎日も、なかなか目にみえて成果は現れない。それどころか最近は膝や腰が悲鳴を上げ、息切れや動悸が襲うこともある。本当にこの先脂肪は落ちてくれるのか・・・?

このような高度肥満症、手術で解消するという選択肢があるのです。果たして内臓脂肪解消の最後の砦となれるのか?検証してみましょう。

新たな減量スタイル?新時代の肥満手術が内臓脂肪を消し去る?

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肥満の原因として、

  • 体質の遺伝や食事で摂取したカロリーをエネルギーに変換する効率が悪い
  • 食習慣の乱れや運動習慣のなさ
  • 生活環境

などがあげられます。このような要因が重症化すると、体重を減らすための努力をしても成功しない場合があります。いわゆる病的肥満と言われるものです。

肥満に外科的治療の介入

肥満は世界的にも問題となっているため、海外ではすでに年間40万件を超える外科的治療が行われていますが、日本においては近年まで保険治療承認がなかったこともありまだ200件ほどです。

手術という方法で内臓脂肪が消去され、健康寿命を取り戻せるとしたらその概要がとても気になるところです。

【ガイドライン】肥満手術の適応は?内臓脂肪に悩む誰もが手術は不可

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無理な運動や食事制限をしなくても減量できるなら、少しくらいの手術による痛みは我慢しようという方もおられるかと思います。しかし、太っているからといって簡単に肥満手術は受けられるものではありません。ガイドラインを見ていきましょう。

「日本における高度肥満症に対する安全で卓越した外科治療のためのガイドライン2013年版」より引用。

対象年齢は18歳~65歳、6ヶ月以上内科的治療をしても改善が見られないことが条件です。

1) 減量が主目的の手術(Bariatric Surgery)の適応はBMI35kg/㎡以上である

BMI指数の算出式:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

日本人男性の平均体格(身長171cm、体重65kg)でBMIの計算をしますと、65kg÷1.71m÷1.71m=BMI22.2となります。

適応基準値のBMI35以上となれば、体重は100kg超ということになります。グルメリポーターでも知られる彦摩呂さんや、タレントの松村邦洋さんくらいのふくよかさですね。

2) 合併疾患(糖尿病・高血圧・脂質異常症・肝機能障害・睡眠時無呼吸症候群など)

治療が主目的の手術(Metabolic Surgery)の適応は、糖尿病か、または糖尿病以外の2つ以上の合併疾患 を有する場合はBMI32以上とします。高度肥満症の方は往々にして、いくつかの疾患を抱えもっています。

その中でも糖尿病(2型糖尿病)は深刻で、日本人の4人から5人にひとりが糖尿病または糖尿病予備軍と言われている時代なのです。

内科的治療の場合は、高血圧には血圧降下剤、糖尿病の場合は血糖値降下剤など個別に対処していきますが、手術することにより原因である肥満そのものを断ち切るわけですから合併症も劇的に改善できるわけです。

3) BMI35kg/㎡未満への適応は臨床研究として取り扱うのが妥当

厳格なインフォームドコンセント、追跡調査、さらに臨床登録を必須とします。このガイドラインではBMI35に満たない方は基本的に手術適応外となりますので医師は十分な説明をしたうえで同意してもらわなければなりません。

このように、肥満手術を受ける際の壁は高く高く準備されていることが分かりました。

肥満手術の種類解説!保険適応で変わる費用

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手術の基本原理は、胃の容量を減らす・上部にバイパスを通す・もしくは2つの組み合わせとなります。その際は開腹手術ではなく、なるべく身体に負担がかからない内視鏡外科手術で行います。それでは現在行われている4つの方法について詳しく紹介していきます。

スリーブ胃切除術

2/3を切除し容量60~100mlの細長い胃を作り、残りは摘出します。小腸との吻合もありませんので比較的簡単な手術となりその分リスクも軽減されます。また、食欲をつかさどるホルモンを分泌している胃底部の切除により、食欲を抑えることができます。

デメリット

胃を切除するため、出血や内容物が腹腔内に漏れる縫合不全を起こす可能性があります。比較的新しい手術のため長期的な結果判断はできませんが、胃バイパス術に比べると減量効果は低くなります。

費用

こちらの手術のみ2014年4月から保険適応になり、費用は30万円ほどです。全額自己負担だと200万円ほどかかってしまう手術が、3割など一部負担すれば済むように制度が改訂されたのです。そのためこの手術は、今後日本でも徐々に増加していくと考えられます。

胃バイパス術

減量手術の中で最も多く行われている方法です。胃上部に小さな胃袋を作り小腸と繋ぎ合わせます。食事の通り道を変更するだけなので、臓器の摘出はありません。

デメリット

食べた物が小腸へ急激に落ちていくダンピング症候群を起こす可能性が高くなります。消化吸収を制限する手術なので、術後も鉄・ビタミン・カルシウムなどの内服が必要です。また残っている部分の胃や膵臓、胆道の内視鏡検査はできなくなります。

費用

保険適用外のため全額自己負担となり、おおよそ200万円です。

スリーブバイパス術

胃バイパス術のように胃と小腸ではなく、十二指腸と小腸繋ぎ合わせます。切除した胃は取り出します。また、幽門を残すので食事が一気に小腸へ流動することがなくダンピング症候群が少なくなります。さらにこの方法は糖尿病を治癒、改善させる効果が最も高い手術です。

デメリット

スリーブ術とバイパス術を合わせたものですので、手術が複雑で費用がかかるとともに熟練した医師の技術が必要です。

費用

全額自己負担で、220万円ほどかかります。

胃バンディング術

胃や腸を切断したり繋ぎ合わせたりすることなく、物理的に食べる量を減らします。特殊なバンドを胃の上部に巻きつけ、小さな胃に分割します。肥満手術の中で唯一調整が可能な手術です。手術時間や入院期間も短く手術自体の技術的な難易度も低くなります。

デメリット

バンドの調整のため頻繁な通院と、異物を体内に入れることから感染が起これば再手術が必要になる場合もあります。また他の手術と比べると糖尿病など合併症の治癒率は低くなります。

費用

全額自己負担で120万円ほどです。

胃内バルーン挿入術

胃カメラを使い胃の中に約500ml程度のバルーンを留置することにより、食事摂取量が減ることで体重が減少します。

デメリット

留置後6ヶ月で抜去する必要があり一度バルーンの容量を決めてしまうとその後は調節ができなくなります。

※近年12ヶ月留置可能なバルーンが登場しましたが、日本の厚生労働省薬事未承認のため有効性と安全性を検証することにより臨床試験という形をとっているクリニックもあります。

費用

保険適用外で30万円ほどです。

現在はスリーブ胃切除術のみ保険適用となっており、どの手術も入院日数は1日~3日、手術時間は1時間~3時間です。

肥満手術経験者が語る壮絶体験

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身長182cm体重150kgオーバー・BMI45

30代半ばで糖尿病を言い渡された男性の体験記をご紹介します。

入院治療をするものの退院後はまた1日5、6回の食事をたいらげる日々を続け、とうとう医師から「あなた死にたいのですか?」とまで言われ初めて目が覚めたとのこと。

仕事の都合も考えスリーブ手術に

バイパス手術とどちらにするか迷いながら早く仕事復帰できるスリーブ手術を選択。術後麻酔が切れると熱や痛みでもうろうとする一夜を過ごすが、翌日にはスープやおもゆが飲めるようになる。

食べたい でも食べられない

つらいのは退院後、今まであれだけの量を食べてきたため、どうしても食べたい欲求が襲ってくる。胃はもう受け付けないのに脳は食べたいというジレンマで、一時は精神的に追い込まれたこともあったそうです。

あの時体重150キロのまま放っておいたら合併症で本当に死んでいたかもと振り返っています。

変わった自分と生きていく

この方は術後をなんとか乗り切り、現在は体重90kg・BMI20をキープできています。痩せたことで初めて運動する楽しさがわかるようになったと言い、冬はスノーボードに挑戦するそうです。

大切なのは術後も自分自身がライフスタイルを変えていこうとする努力です。それに加え、クリニック側でも栄養面や精神面でのケアは欠かせないでしょう。

まとめ

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日本人に多い内臓脂肪型肥満は、BMIが低くてもメタボリックシンドロームを主とする健康障害を起こしやすくなります。そして、糖尿病・脂質異常症などが複数重なることで命にかかわる状態へと進行します。

しかし、手術での減量は唯一無二の存在である「あなた」を救ってくれる救命手段ではありますが、費用の面などさまざまリスクを考慮しなければなりません。

減量の結果がすぐに反映されなくても、細胞は少しずつ回復しているのです。あきらめないで継続することが大切です。先に手術ではなく、まずは運動や食事療法など自分の身体に働きかける方法で内臓脂肪を減らすことから始めましょう。

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