この立派なメタボのお腹をどうにかしたい。どうにかしなきゃ!と思っている、働き盛りの男性陣。そのお腹は内臓脂肪の賜物です。
世の中のランニングブームにのって、フルマラソンを目指せ!とはいいません。誰でもできる、ゆっくり走るランニングもあります。脂肪を燃やすには有酸素運動が効果的。ランニングを理解して、脱メタボを目指しましょう。
目次
内臓脂肪を落とすのにランニングが良い理由
脂肪はからだのエネルギー源です。身体を動かすことで、脂肪と糖が燃焼され、エネルギーとして消費されます。単純ですね。内臓脂肪を落とすのには、有酸素運動が効果的です。
有酸素運動の代表的なものというと、ウォーキングやランニングが挙げられます。ランニングはウォーキングより1~2倍の運動量があるので、内臓脂肪を落とすのには、より効果的だとされます。
何が正しい?間違ってる?内臓脂肪を減らす効果的なランニング方法
せっかくやる気になってランニングを始めても、間違ったトレーニング方法では効果が上がりません。まずは、内臓脂肪を減らすための、効果的なランニング方法を知ることが大切です。
適正な心拍数でランニングをしよう
内臓脂肪を燃やすための一番のポイントは、無理をせず、適正な心拍数で長くランニングを続けることです。心拍数のカウントは、面倒で難しく思うかもしれませんが、走っていて心臓がバクバクするのは、キツすぎるということです。
会話ができるレベルの息遣いで
早いスピードで走ったからといって、脂肪が燃やせるわけではありません。最初はウォーキングよりちょっと早いくらいの、ゆったりとした、人とお話ができるくらいのペースでトレーニングすることが効果的です。
ランニング後 汗をかいた身体のケア方法 入浴はどうするの?
しっかり汗をかいた後は、まず10~20分くらいかけてしっかりストレッチで筋肉をほぐすことが重要です。このストレッチがあるかないかで、疲れと筋肉の負担が大きく違ってきます。
全体の骨と筋肉をつかって、トレーニングをしたのですから、しっかりケアしてあげることが大切です。
トレーニング後の入浴
トレーニン後の入浴は、
- 運動後20分くらいは脂肪燃焼中なので燃焼を抑えてしまう
- 疲労した筋肉修復の妨げになる
ということで、NGという説もあります。
ですが、運動後の脂肪燃焼時間も個人差がありますし、筋肉修復に関しても激しい運動でなければ問題ないようです。運動後の爽快感、達成感が味わえるのであれば、気にしないで入浴してください。
ランニング体験記から学ぶ続けるコツ
たかがランニング、されどランニング。どんな運動だろうと、内臓脂肪を落とすには継続することが一番です。いかに自分自身の下がるテンションを騙し、楽しみながら続けられるか。
40代男性のランニング体験記から自分に合ったコツをみつけましょう。
だらしなボディ中年男性の3か月ランニング体験記
40代後半。気づいたら立派なメタボ。健康診断のたびに、中性脂肪が高く、メタボで要生活改善の結果を受け取っていた。今年こそはダイエットをする!と思いながら、すでに約10年経過。
14kgの増加
積り積もった体重は10年前から比較すると14kgオーバー。すでに生活習慣病の予備軍になり、独身時の体重とはいかないにしても、半分の7kgを痩せる目標をたてる。朝か夜、1日30分のランニングをすることを決意。
スタート~1か月目 お腹がスッキリし始める
だらしない身体を、人に見られるのが恥ずかしく、夜のランニングをスタート。ランニングといっても早歩きくらいのペースなのに、わずか5分程度で息が上がる。
自分が思っていた以上の、体力のなさを痛感しショック。体重は1~2kgしか減らないものの、お腹回りが確実に痩せてくる。それと同時に、食事にも気を遣うようになる。
1~2か月目 見た目が変わってくる
体力もついてきて、少しお腹も凹んできた。朝の景色と爽快感を感じる。最初は30分しかできなかったランニングも1時間はできるようになり、汗を流すことが快感に。
確実にお腹回りがスッキリしてきて、ベルトの穴が変わる。体重は5kg減。この頃から、周囲に「痩せた」と言われるようになり、ますます、テンションアップで心も身体も軽くなる。
2~3か月目 減量成功で達成感
ランニングが日課になり、顔見知りも増え楽しくなってくる。腹筋やスクワットの筋トレを取り入れる。おもしろいように落ちてきた体重も、目標の7kg減で少し停滞。
それでも継続すると、3か月目くらいからまた動きだし、トータル9.5kgの減量に成功。お腹回りは12cm減でメタボ脱出。
仕事とは別の、達成感がたまらない。ズボンが、ボタンを外さないで脱ぎ着できることに感動。もう少し痩せたい気持ちもあるが、無理は禁物。せっかく痩せたこの体型と健康を維持するため、ランニングはこれからも継続します。
だらしなボディ中年男性が感じたランニングを続けるコツ
もともと、形から入るタイプ。ランニングを始める時に、トレーニングウェア、イヤホン、最新の体重計を新調。「お金をかけた」というプレッシャーを自分に与えた。
今までは現実逃避で、体重計に乗るのを避けてきたが、体重管理アプリをダウンロードし、管理した。このアプリの体重のグラフ変動が、自己管理にもなり、達成感を感じてやる気につながる。
ランニング中は好きな音楽を聞きながら、一人で考える時間があり、すごく良い気分転換になることを知る。そして何より、汗を流す爽快感がたまらなくなってくる。からだから、毒素が流れ出るような、そんな感じ。
運動する楽しさ、汗を流すことの爽快感を感じる。とにかく、楽しいと思えなければ、長続きしないので、最初から無理せず、楽しむ気持ちではじめることが、長続きする一番の秘訣だと思う。
まとめ
内臓脂肪を減らすのには、食事に気をつけるのはもちろん大切ですが、運動を取り入れるメリットをご理解いただけましたか。食事制限だけではどうしてもストレスが溜まって、挫折しがちです。
今まで、ランニングなんて、ハードルが高い!と思っていた方も、認識が変わってくれたら嬉しいです。
ランニングは誰でも気軽にできる有酸素運動の一つです。筋力、体力アップにもつながり、基礎代謝もあがってきます。からだに変化がでてくると、自然と食事にも気を遣う様になりますし、相乗効果でダイエット成功の道まっしぐらです。
体験記にもありましたが、楽しくなければ継続できません。汗を流す爽快感がストレス発散になります。それと、男性は女性と違って、ホルモンバランスの関係がないので、女性より早めに効果がでます。
ぜひ、この機会にチャレンジして、脱メタボ!健康でスタイルのイイ、格好いいオヤジを目指してください。