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内臓脂肪に関わりの深い病気 基本知識

内臓脂肪放置で痛風発生 関節のテロリスト【尿酸】を制御せよ

投稿日:2016年12月9日 更新日:

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「アイタタタタタタタ!!」と叫んでしまうほどの突然の激痛。あまりの痛さに驚いて見てみると、赤くパンパンに腫れ上がった足の親指の関節。ぶつけた記憶もないのになぜ?骨折でもしたのかな?と、不安が胸を覆い尽くし顔は真っ青。

これが多くの痛風患者が語る、発症時の経験談です。患者の9割は男性で、昔は40~50代の病気とされていました。しかし、近頃は食の欧米化や生活習慣の変化で内臓脂肪をお持ちの方が増えたことに比例し、30代以降の患者が圧倒的に多くなってきました。

ここでは何食わぬ顔でみなさんの身体に潜み、テロリストのように苦痛をもたらす痛風の危険性、防衛方法についてお話しします。

内臓脂肪と痛風の関係

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健診の血液検査にはきまって「尿酸値」の項目があります。

尿酸とは食べ物の旨みのもとであるプリン体が分解された残りカスのことです。尿酸が多すぎると、排出されずに血液中に増えてしまいます。

尿酸が増加する理由

しかし、この尿酸の増加はプリン体を含む食品を大量に摂取したということだけでなく、肝臓の脂肪酸が多くなり、プリン体の代謝が促進されたことも原因となります。

この場合の 【肝臓の脂肪酸が多くなる】とは、内臓脂肪が肥大していることを意味します。

尿酸 基準値

血液検査では、尿酸の値が7.0mg/dl以上であった場合に『高尿酸血症』と診断されます。そして高尿酸血症が進行すると、結晶化した尿酸が関節内で激しい争いをし、激痛や腫れという副産物を生じさせるのです。

尿酸結晶が沈着!痛風の初期症状と出現部位 膝もある?

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本来、尿酸はある程度の量であれば、その抗酸化作用で血管を若々しく保ってくれるとてもありがたい存在です。しかし、溶けにくい性質のために冷えなどで体温が低下したり体内が酸性に傾いたりすると血液中に溶け切れず残り、ナトリウムと結合して「尿酸結晶」となります。

尿酸結晶の沈着漏れで起こる炎症

その尿酸結晶は、関節の隙間に溜まり少しずつ沈着していきます。そのとき、付着しきれずに落ちた結晶が異物として白血球から攻撃を受け、尿酸結晶vs白血球のせめぎ合いに発展します。

このせめぎ合いが痛風による炎症の正体なのです。骨折と間違うほどの熱を帯びた腫れと、強烈な痛みは、この炎症によるものです。

痛風が起こる部位

初期に痛風が出現する部位は、足の親指の関節が全体の約7割を占めますが、稀に足首や踝(くるぶし)、また膝などに現れることもあります。このように、症状が出る場所はほとんどの場合下半身の関節です。

下半身関節での炎症が多い理由

それは尿酸結晶の比重が大きいために下半身に蓄積されることや、心臓から遠く血流が悪い箇所なので、結晶が沈着しやすくなるというのが理由です。そして、その初期症状は3~10日ほど続き、何事もなかったかのように治まります。

痛風の原因

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痛風の原因はいくつかあります。

水分不足で痛風

その一つ目は水分不足です。高尿酸結晶は、血液中に尿酸が過剰に増えた結果なので、尿酸を体外に排泄できれば問題は起こりません。しかし、水分が不足すると尿と一緒に排泄する機会を失うため、血液中の尿酸濃度が上がり、結晶化してしまいます。

痛風体質

そして二つ目は遺伝の可能性です。高尿酸血症に関する遺伝子は世界中で発見されていますが、飲酒の習慣がある訳でも食習慣に問題がある訳でもないのに、痛風を患う人は実際にいます。

そういった場合は親も痛風持ち、または病歴があることが多く、不運なことに遺伝の可能性が高くなります。

一代で内臓脂肪を築いた生活習慣

最後に忘れてならないのが個人の生活習慣です。食べすぎや飲みすぎ・運動不足・ストレス過多は心身のバランスを崩し、痛風を誘発する体内環境を作り出します。

すでにお話ししたとおり、内臓脂肪が増えればプリン体の代謝が促進され尿酸が増えるので、不規則な生活は自らを危険な状態に追い込んでいることになるのです。

痛風を改善してくれる食べ物と 痛風を招く食べ物

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痛風を治療する際、その基本となるのは食事療法です。尿酸値が鍵となる痛風は、尿酸を体外に排泄するとともに、尿酸ができないようにすることが重要です。

成分にヒント アルカリ性で戦わせよう

その尿酸を、体外に排泄しやすくしてくれるのが「アルカリ性食品」です。“尿酸”は文字通り酸性なので、尿がアルカリ化すると溶けやすくなってそのまま排泄されます。

プリン体が含まれる食べ物多岐にわたる

しかし、ここで注意しなければならないのは、アルカリ性食品の中にもプリン体含有量が多いものがあるという点です。痛風の原因である尿酸はプリン体が分解されたあとのカスなので、プリン体を摂取しない、という結論に至ります。

しかし、私たちが食べる食品には多かれ少なかれ、必ずプリン体が含まれていますので、そう簡単にいかないのです。
では、どのような食品を食べ、なにを避けるべきなのでしょうか。

アルカリ性食品および、プリン体含有量が多い食品と少ない食品の代表的なものをまとめたのでご紹介します。

【アルカリ性食品】すすんで摂るべき食品

海藻 野菜類 芋類
果物類 その他(大豆・にんにく・干し椎茸 等)

【プリン体含有量少】痛風患者可の食品

穀物類(米・うどん・そば・パン) 芋類(さつまいも・じゃがいも) 鶏卵
豆腐 にんにく しょうが
果物 野菜類 海藻類(昆布・ひじき・ワカメ 等)
一部加工品(プロセスチーズ・焼きかまぼこ・ソーセージ 等)

【プリン体含有量多】避けるべき食品

レバー(鶏・牛・豚) 白子 アンコウの肝
真イワシ カツオ エビ
サンマ マグロ 干物類(イワシ・アジ・スルメ 等)
魚介や肉の煮汁 かつお節 煮干し
干し椎茸 ビールや紹興酒などの醸造酒

これらのアルカリ性食品やプリン体含有量が少ない食品を上手に使いながら、尿酸値の下降を目指していくことが大切です。

青魚は正義ではなかったのか?

しかし、プリン体含有量が多い食品の中には、内臓脂肪の増加を抑えてくれるDHAEPA(多価不飽和脂肪酸)を含む青魚があります。これらは痛風患者には適さないのですが、生活習慣病を防ぐためには有能な食品なので複雑です。

青魚のDHAやEPAは中性脂肪の吸収を防ぎ、コレステロールのバランスを整えてくれる体に良い脂なので、中性脂肪に悩む方々は積極的に食べることをおすすめします。

痛風に処方される薬にはどんなものがある?経過と改善

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食事療法は痛風にとって重要なファクターを占めます。しかし薬も欠かすことはできません。痛風の薬はおおまかに分類すると

  • 発作時の痛み止め
  • 根本治療薬
  • 予防薬

と3つあり、患者のタイプや経過によって使い分けられます。

発作時の痛み止め

痛風患者に必須のアイテムです。発作は3~10日ほどつづくので、炎症を抑えて痛みを軽減させる目的で投薬されます。これがあれば、のたうち回るほどの痛みが緩和され、ある程度過ごしやすくなります。

根本治療薬

尿酸値を下げるために服用する薬で、患者のタイプにより尿酸の生成を抑制する薬と、尿酸の排泄を促進する薬の2つが使い分けられます。とにかく尿酸値を下げ、尿酸を結晶化させないことで、根本的な改善へ向かわせます。

予防薬

最後に、予防薬はすでに痛風発作を経験した人が使う薬です。痛風患者は初回では気づけなかった痛みや違和感で、発作の前触れを感じ取ることがあります。そのタイミングで服用します。

予防薬は服用後に発作が起こっても少しの間は症状を抑制しますが、そのうち効果がなくなるので、適切な折に発作時の薬を服用する必要があります。

予防と再発防止は薬に任せて、私たちは食事療法に励みましょう。

痛風に納豆はNGというのはデマ?実際のところを探れ

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納豆はプリン体が多いので痛風に良くない、という噂がまことしやかにささやかれています。しかし、それは本当なのでしょうか。結論からいうと【デマ】です。食品成分表のプリン体含有量は、100g当たりの量です。100g、イメージしやすい例で説明すると、

  • 牛肉100g:薄切り肉4枚程度

と献立の一品で使える量ですが、

  • ゴマ100g:大さじ11

ゴマだとこんなにもあるのです。通常そんなには・・・食べませんよね。

納豆1パック50gと鶏レバー50gのプリン体含有量を比較してみると、納豆は56.5mgに対し鶏レバーは156.1mgなので、納豆はおおよそ1/3です。それほど高くありません。納豆は適量食べるにあたっては何ら問題ありません。安価・高栄養・手間いらずと三拍子そろった優良食品である納豆は、他の食品と上手に組み合わせ、すすんで食べるようにしましょう。

せっかくいいものが近くにいてくれるのです。デマに流されちゃダメですヨ~!

まとめ

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以上、関節を戦場とし私たちに苦痛を与える痛風についてのお話でした。内臓脂肪が増えると尿酸の結晶化が進み痛風になるとは、また一つ心配事を増やしてしまいましたね。

日本人は遺伝子的に内臓脂肪が溜まりやすい人種とされています。内臓脂肪の溜め過ぎにはくれぐれも注意して痛風の脅威に晒されないよう、毎日の食生活で自分を鍛え、常に防御体制でいることが必要です。

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