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基本知識 症状

内臓脂肪の先に全身の慢性炎症 炎症のメカニズムを解明しよう

投稿日:2016年11月29日 更新日:

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『炎症をおこしていますね』と聞くと、“痒い”とか“腫れて熱い”という事を思い出します。それらは、打撲やケガなど外因的な理由で生じた炎症です。

しかしここで問題なのは、その炎症がカラダの中で発症することです。急性というのも嫌ですが、慢性と言われるともっと厄介な印象があります。実は内臓脂肪は、慢性の炎症に関わっているんです。

常に炎症状態?内臓脂肪が発する物質の威力がすごい

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内臓脂肪、つまり中性脂肪は人間のカラダには必要なものです。内臓の位置を整えたり、外部と温度差から守ったり、衝撃を防いだりと役割があります。またエネルギー源として活躍します。

しかし問題なのは脂肪がたまる事、蓄積する事です。必要以上に蓄積することで様々な支障がでてきます。しかもその威力は魔力と言ってもいいようです。

内臓脂肪から発現するTNF-αが慢性炎症のもと

TNF-α(腫瘍壊死因子)は、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカイン (生理活性物質) の1つです。がん細胞などの腫瘍を攻撃するために存在する因子で、本来ならば私たちを異常細胞の脅威から守ってくれています。

しかし、内臓脂肪が必要以上に蓄積すると、TNF-αはどんどん身体中に放たれます。すると、どこらかしこを攻撃し始めるのです。これが慢性炎症状態ということです。

炎症ってどんな状態なの? 免疫フル回転で命を消耗

炎症とは、生体が何らかの有害な刺激を受けた時に免疫応答が働き、それによって生体に出現した症候を指します。

炎症は正しい反応のあらわれ

簡単にいうと、打った・傷つけた・食物や物質のアレルギーで苦手などが理由で体に不都合が起きると、それを『直そう』とか『守ろう』として生じた現象という事になります。

それが、痒くなる、腫れる、化膿する、くしゃみをするなどの症状につながります。

内臓脂肪が増えに増えて炎症が始まる

ちょうどいいバランスで蓄積していればアディポサイトカインやTNF-αは本来の働きをしてくれるはずです。

しかし内臓脂肪の量が増えるとアディポサイトカインやTNF-αは本来の働きでは追いつかなくなる、つまり炎症が始まります。

炎症の慢性化で悪夢

脂肪が一時的に増えたのであれば問題ありませんが、加齢や運動不足、食生活の乱れなどから脂肪は増え続けます。

炎症は慢性化していきます。ついには糖尿病や高血圧などに至り命に係わる、という悪夢につながるのです。

身体全体が腫れ物に

肥満だということは、単に脂肪が目立つということだけでなく身体が『腫れて』いると言ってもイイでしょう。身体が炎症を起こしていると言い換えることができます。

悪化前に対処希望

外因的な炎症でも処置せず放っておくと悪化しますよね。菌が入り込んで熱を持つかも知れないし、膿んで痛みを伴うかも知れません。醜いシミが残ることもあります。

それと似たこと、いや同じようなことがカラダの中で起こっていると思うと、寒気がします。炎症と侮る事なかれ、初期対処が大切です。

歯の不調は全身に悪影響を及ぼす 慢性炎症から糖尿病まで

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あまり関連が内容に思えますが、実は密接と言ってもいいほどの困った間柄でした。虫歯にならないようにとか、エチケットとかのレベルではない、歯磨きの大切さ・口腔ケアの必要性をしっかり認識しましょう。

歯周病菌が全身炎症をサポートしていた

歯周病という言葉、多くの方が聞いたことがあると思います。テレビコマーシャルでもよく聞くようになりました。まずは歯周病とはなにか?それを放っておくと全身に及ぶ可能性がある恐怖の連鎖について解説していきます。

歯周病は、歯肉炎と歯周炎に大別されます。

腫れや出血が起こる歯肉炎

適切な歯磨き・ブラッシングが出来ていないと歯肉(歯ぐき)に炎症が起こり、腫れや出血につながります。これが歯肉炎です。原因は磨ききれなかった歯垢などについた細菌感染です。

口の中には500〜600種類もの細菌がいると言われており、そのうちの20種類程度が発症や進行に関係しています。

歯周ポケットは歯周病の始まり

歯肉炎に気付かずにいると、歯と歯肉の境目に歯周ポケットが形成されます。これが歯周炎の始まりです。このまま進行すると歯周ポケットは次第に大きく深くなり、歯をぐらつかせ失ってしまうケースにもつながります。

歯周病菌の影響とは?

以上の炎症を招くのが歯周病菌です。歯周病菌が全身に及ぼす影響については以下の流れです。

  1. 歯周菌が歯周ポケットから歯肉を透過して毛細血管に入り込む。
  2. 入り込んだ菌の多くは死滅しますが、毒素として全身に流れ出す。
  3. この毒素が内臓脂肪に取り込まれると、アディポサイトカインやTNF-αの分泌を促し炎症が活性する。

歯周病で困るのは口の中だけじゃない 全身を巡る歯周病菌

前項の続きになりますが、

  1. 歯周病菌に由来する毒素が内臓脂肪に入り込みアディポサイトカインやTNF-αの分泌が活性化される、つまり異常分泌が起こる。
  2. するとインスリンの生成を抑える、また阻害する方向にはたらく。
  3. インスリンの血糖値を抑える役割が失われ血糖コントロールが制御できなくなる。
  4. 血糖値が上昇し、糖尿病と診断される。
  5. 歯周病菌が、インスリン生成を抑制~糖尿病に至らしめる。

というメカニズムです。口腔内にできた炎症が、全身に流出する可能性があります。様々な炎症を引きおこし、糖尿病に至る危険をはらんでいます。歯周病は日本人の8割が感染しているという驚きのレポートがあります。

毎食後の歯磨きはマストです。しかしこの数字をみると、それだけでは防げないという事を示しています。健康診断、血液検査だけでなく、口腔検査も大切ですね。

数字でみる メタボ患者と歯周病疾患は増減が完全一致!

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歯周病患者の年齢別データを見ると35歳以降が85%を占めています。またメタボリックシンドロームの年齢別データ見ると、40代以降順調に増加しています。その推移はほぼ重なっているのです。

歯周病の発症年齢と、メタボ疑惑年齢が男性の場合は40代から、一方女性の場合は50代前半と読み取れます。

年齢 0~14 15~34 35~64 65以上 75以上
歯肉炎および歯周疾患数 20,300 43,600 191,100 188,900 75,300
メタボリックシンドローム該当者数※男性 - - 1,863,323 569,460 -

平成26年(2014)患者調査の概況より

出典:(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/dl/toukei.pdf

そのまま増加して70代になると、同じように数値が減っていきます。働き盛り、責任世代に入ると同じように脂肪も増えていく傾向がみえます。

プライベートでは結婚、仕事では責任ある役職など環境や習慣が変化する時期であり期間です。だからこその留意が必要です。

まとめ

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快適な生活を送るため、内臓脂肪がつかないような食事や工夫は大切です。しかしどうやらそれだけでは不足している事が分かりました。

繰り返しますが、日本人の8割が歯周病感染の疑いがあります。口腔ケアの大切さが分かっていただけたでしょうか。

『歯無しに食残しがない。』と言います。食い意地のはった人を揶揄するたとえですが、歯との関連を言い当てています。

意味は違いますが、そう言えば『口は災いの元』とも言いますね。ご注意あれ。

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