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内臓脂肪に関わりの深い病気 基本知識

内臓脂肪から始まる脳卒中 当たり前の毎日を送るための心得とは?

投稿日:2016年11月24日 更新日:

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脳卒中は、がんや心臓病とならんで日本人に多い死因で、年をとったら気を付ける病気と思っていませんか?

突然倒れて亡くなる怖いイメージにもかかわらず、何となく自分だけは大丈夫と思っているアナタ、最近では30代~40代の若年層の「隠れ脳梗塞」も問題視されています。

突然死は偶然でなく必然で、アナタの生活習慣病に原因がひそんでいるとしたら?

脳卒中の原因と、お腹の脂肪との関係について見てみましょう。

脳卒中を予防したいなら内臓脂肪を減らせ!内臓脂肪と脳卒中の関係と原因

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「脳卒中」は、「脳血管障害」とも呼ばれ、脳の血流に障害が起こって機能が妨げられる疾患の総称です。

脳の血管がつまったり細くなったりする「脳梗塞」と、脳の血管が破れる「脳出血」、「くも膜下出血」があります。

内臓脂肪が血管力を低下させる

鍵となるのは「血管力」と呼ばれる血管の柔軟性です。脳卒中を引き起こすのは、血管力の低い硬くてもろい血管なんです。この状態を、動脈硬化と言います。

動脈硬化を進めるのは、最近すっかりおなじみになった「メタボリック・シンドローム」です。

メタボリック・シンドロームの診断基準

「メタボ」の診断項目は2つ。まずはお腹まわりが太くて内臓脂肪がたまっていること。そして、脂質異常、高血圧、高血糖のうちいずれか2つにあてはまっていることです。

内臓脂肪が動脈硬化アルゴリズムの起点か

内臓脂肪がたまったメタボ体型を放置すると、血中中性脂肪値が高くなります。

中性脂肪が増加すると、それにならって悪玉LDLコレステロールも量産され、血管壁に入り込みます。すると、動脈の血管壁は盛り上がって血行が悪くなり動脈硬化をおこします。

高血圧アルゴリズムと高血糖アルゴリズムにも関与

さらに、内臓脂肪の組織からは有害な生理活性物質が分泌されていて、私たちの体にさまざまな影響を与えます。内臓脂肪がたまると、血圧を上げるアンジオテンシノーゲンという物質や、インスリンの働きを低下させるTNF-αという物質の分泌が増え、高血圧や高血糖を引き起こします。

高血圧が常日頃から血管を傷つける恐ろしさ

高血圧になると、絶えず血管壁に強い圧力がかかるので、血管壁は傷ついてもろくなり、傷ついたところには悪玉LDLコレステロールが入り込むので、動脈硬化が進みます。

動脈硬化が脳の血管で進むと起こること

脳の血管でこのような動脈硬化が起こると、脳内への血流が妨げられれば脳梗塞を発症し、血管が破れれば脳出血に至ります。

突然か必然か 内臓脂肪と向き合うことが明暗を分ける

脳卒中は突然やってくるようですが、実はだいぶ前から、体の中で恐ろしい物語の序章が始まっています。

動脈硬化が進む前に、健康診断の結果をなかったことにせず、しっかりお腹の脂肪と向き合うことが大切ですね。

見抜けますか?脳卒中の初期症状と正しい対処法

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脳梗塞も脳出血も急激に起こるものですが、それぞれの病気で少しずつ違っています。病気の種類ごとに特徴を見てみましょう。

脱水に注意 アテローム血栓性脳梗塞

脳梗塞の中でも数が多く、本格的な発作の前兆である一過性脳虚血発作(TIA)が多く見られます。脳梗塞の症状とほぼ同じような症状が短時間あらわれ、自然に治ります。

たいていは少しずつ症状が進み、脱水のある時や、安静時、睡眠中に発症することが多いです。

若年層に多い隠れ脳梗塞 ラクナ梗塞

脳の細い血管がつまる病気で、比較的症状が軽く症状が現れない「無症候性脳梗塞」です。先に若い層に増えているといった隠れ脳梗塞がこれにあたります。

自覚症状がないまま進行し、いつもと体調が違うと思って、頭部MRI検査を受けたら発見したという場合もあります。

心臓からの飛び火が脳で再燃 心原性脳塞栓症

心臓病によって心臓でできた血栓が、脳へ運ばれて脳の血管をつまらせる病気です。活動中に突然起こって、急激に悪化します。心臓でできる血栓は大きくて溶けにくいため、脳の太い血管を突然つまらせて、重症化しやすい特徴があります。

温度変化で突然発症 脳出血

血圧の急な変化によって起こるので、室内外の温度変化が大きくなる真夏や真冬は要注意です。体を動かしているときのほか、入浴、排便、急激な興奮も発作のきっかけになります。

ほとんど前触れは見られないので、高血圧で動脈硬化が進んでいる人は、普段から血圧の変動を意識することが必要です。

激しい痛みが突然襲う くも膜下出血

脳出血と同じく、前触れなしに突然起こります。今までに経験したことのない激しい頭痛が起こることが特徴ですが、出血が少ないとそれほど激しくない場合もあります。症状が重いと意識障害がみられます。

また、発症から数時間後に、首の付け根から肩のあたりがかたく張る「項部硬直」が現れるのも特徴です。

脳卒中の症状まとめ

もしアナタの家族やまわりの人に、これらの脳卒中を疑う症状が見られたら、たとえ軽症だと思われてもすぐに救急車を呼んでください。

病名 発病 特徴 主な症状
脳梗塞 アテローム

血栓性脳梗塞

数時間~数日 前触れあり(TIA) 体の片側の麻痺

めまいやふらつき

うまく話せない

言葉の意味が分からない

視野の半分が欠ける

片目が見えにくい

ラクナ梗塞 概ね数十分 無症候性脳梗塞もあり
心原性

脳塞栓症

突然数分で 重症化しやすい
脳出血 数十分 前触れなし

きっかけは血圧の急な変化

頭痛

吐き気・嘔吐

手足のしびれ

体の片側の麻痺やしびれ

くも膜下出血 突然数分で 前触れなし

突然激しい頭痛

意識障害

項部硬直

激しい頭痛

吐き気・嘔吐

一過性で症状が消えたとしても、本格的な脳卒中の前触れかもしれません。小さな違和感でも、再発して次は命に関わることもあるのです。

治療を始めるのが早いほど、脳の損傷を抑え、後遺症を軽くすることにもつながります。素人判断はせずに、発症後3時間以内に専門の医療機関を受診するのが理想的です。

身近な人に起きた時の対応

救急車を待っている間は、

  • 安全な場所に寝かせ、衣服をゆるめて回復体位をとらせます。
  • 名前を呼ぶなどして意識の有無を確認します。
  • 意識がないときは、呼吸と脈の確認をします。
  • 呼吸も脈もないときは、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)の使用を試みます。

普段から、救命講習会があれば参加してみたり、救急車の呼び方について考えておいたりすると、いざというときに役立つかもしれませんね。

単体でも恐ろしい脳卒中の合併症とは?

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脳卒中の合併症は、脳卒中になったことにより起こるものや、そもそも脳卒中を引き起こした原因が影響しているもの、後遺症によって起こるものがあります。

ストレスが粘膜を荒らす 消化管からの出血

脳卒中になったことで、身体的にも、将来を憂う精神的にも過度なストレスを感じる方が多いようです。

そのストレスが原因で、胃酸の分泌が過剰になって胃や十二指腸などの消化器官に潰瘍ができやすくなり出血してしまうのです。

全身のリスクが高まった状態から虚血性心疾患などの心臓病

動脈硬化が進んだ状態ですので、脳卒中を発症者のように重篤な生活習慣病(高血圧など)があると、心不全、狭心症、心筋梗塞などをおこすリスクも高くなります。

脳卒中後の血流の悪さが招く 深部静脈血栓症・肺塞栓症

体の麻痺により寝たきりの状態が長く続くと、血流が悪くなり、下肢の静脈に血栓ができる深部静脈血栓症を引き起こします。

下肢にできた血栓が肺に流れ込み肺動脈に詰まると肺塞栓症となり、呼吸困難や胸痛がおこります。

嚥下機能に後遺症で 誤嚥性肺炎

後遺症で、ものを飲み込む嚥下という動作ができなくなり、飲食物が誤って気道の方に流れ込みます。肺や気管支に細菌が入り込むので肺炎がおこります。

トイレのスムーズさを失うと 尿路感染症

排尿障害の後遺症があったり、寝たきりでトイレに行くのが難しく尿が残ってしまったりすると、膀胱炎や腎盂炎などの尿路感染症の原因となります。

救命に成功しても、決して油断できない命に関わる合併症がたくさんあることがわかりますね。合併症を起こしやすい急性期は、リハビリも合併症の発症に配慮しながら進められます。脳卒中の恐ろしさは合併症の恐ろしさゆえかもしれません。

脳卒中の後遺症にはどんなものがあるのか

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脳卒中を発症してすぐの急性期を経て、一ヶ月ほどたち症状が安定して慢性期に入ると、再発予防の治療と、退院後の生活に向けて後遺症の改善=リハビリが中心になります。

後遺症とは、急性の症状がおさまった後も体に残ってしまう症状です。

脳が損傷を受けた部分によって現れ方や程度は様々ですが、いったいどんなものがあるのでしょう。

体の片側の運動麻痺

だれが見てもわかりやすい後遺症で、手足がほとんど動かない場合もあれば、指先が動かしにくい程度の場合もあります。

神経が麻痺すると

また、不随意運動(動かそうと思っていないのに勝手に動く)や、手足の指が曲がったままになる筋肉のこわばりが起こることもあります。運動神経と感覚神経がつながっているので、皮膚の感覚障害が起こり、やけどに気づかないこともあります。

言葉が不自由になる構音障害と失語症

構音障害は、話すときに使う舌、くちびる、のどなどの筋肉が麻痺して起こります。

言葉や文字を理解することはできても、正しく発音できなかったり、話す速度や声の大きさを調整できなかったりします。

脳卒中の程度で変わる人それぞれの症状

失語症は、損傷を受けた脳の領域によって、言葉は理解できるが発語ができない場合もあれば、言葉の理解も発語も全くできなくなる場合があります。

話すことだけでなく、読むこと、書くこと、理解すること、言葉に関する機能全般が損なわれます。

飲食物をうまく飲み込めない嚥下障害

急性期によく起こり、短期間で自然に治まることもあれば、後遺症として残る場合もあります。誤嚥性肺炎を起こす場合があり、高齢で抵抗力が落ちていると命に関わります。

失行、失認がおこる高次脳機能障害

知的活動を受け持つ脳の領域が損傷を受けると、行為や記憶などに障害が生じます。失語症のほかに、日常動作ができない、物の扱い方がわからない失行や、見聞きしたもの触れたものを認識できない失認、直前のこと過去のことを思い出せない記憶障害が起こります。

そのほかにも、脳卒中後うつや、感情失禁、不眠、疼痛性障害、視覚障害、排尿障害など、元気だった人が、ある日突然身体障害者になってしまうので、精神面にあらわれる症状も少なくありません。

脳卒中のリハビリの様子 リハビリ体験者の声

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49歳のときに自宅で脳梗塞を発症し、急性期病院に入院。回復期病院で4ヶ月リハビリを行った後、自宅療養をはじめた男性の声です。

妻と子供が二人いて、働き盛りで家庭を支えていたので、今までとは違う自分にショックでした。社会復帰どころか、毎日の生活は家族に支えてもらわないとできないことばかり。

リハビリをしなくてはと思っても、近所の目も気になってなかなか外出できませんでした。

そんな中、友人がドライブ旅行に誘ってくれて、温泉に行ってきました。車を福祉車両にすれば、自分でも運転できることに気が付いてから、他にもやれることがあるんじゃないかと思うようになって、通院リハビリに励むようになりました。

病気になってからは、苦手だった野菜中心の食事も、お酒を飲まない生活も意外と苦にならないことがわかりました。家族のサポートも本当に日々感謝です。

今まで当たり前にできたことができなくなる悔しさやもどかしさが伝わってきます。

でも、病気になった今だからこそわかること、気づくこと、できることがあるんですね。

どんなときも前を向こうとする姿勢に、活力をもらった気がします。

まとめ

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内臓脂肪が動脈硬化を進め、脳卒中を引き起こすことがわかりましたね。

それ以上に、たとえ命を取り留めても、その後の人生を大きく変えてしまう脳卒中の後遺症の恐ろしさに気づいたのではないでしょうか?

気づいたアナタは、今こそ!自分だけは大丈夫という思い込みから卒業する時かもしれませんよ。

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